日本政策金融公庫とは?
2016.03.06
日本政策金融公庫(通称「日本公庫」)とは、
政策金融改革により、平成20年10月に発足した政府系金融機関です。
(なお、「政策金融改革」に関しては、別途、触れますね!)
日本政策金融公庫の発足に伴って、主に中小事業者に融資を行ってきた
「国民生活金融公庫」及び「中小企業金融公庫」は廃止され、
その事業を新公庫に引き継がれました。
私ごとですが、私がコンサルタントとして起業した頃は、
国民金融公庫と呼ばれていました。
そこから何度も組織が変わって、
今は、日本政策金融公庫となったわけです。
日本政策金融公庫とは、いわゆる、国の銀行です。
三井住友銀行のような金融機関は、“民間”が経営していますが、
日本政策金融公庫は、“国”が経営している公的な金融機関になります。
よって、税金によって運営されている・・・ともいえるでしょうね。
民間の金融機関などとの大きな違いは、民間金融が賄えない部分に対して、
“補完的”な役割をしているとことです。
これは政府系金融機関の最大の特徴だと思われます。
また、政府系金融機関は、商工組合中央金庫(商工中金)や
日本政策投資銀行(DBJ)などがあります。
そもそも民営化の方向性でしたが、諸々の状況により、
今現在(2016年3月時点)については、事実上、政府系の状態を継続しています。
創業予定者や小規模・中小事業者は、
日本政策金融公庫を活用することになります。
小規模・中小事業者は、「国民生活事業」という窓口を、
中堅企業は、「中小企業事業」という窓口を、
そして、農林事業者は、「農林事業」という窓口にて手続きをします。
国民生活事業と中小企業事業の境目は、
一概には言えないのですが・・・、
年商5億~10億円規模になると、
中小企業事業を活用できるようになると
“ひとまずは”、考えて下さって結構だと思います。
(状況によって異なりますがー!!)
また、その規模になれば、商工中金さんの利用も可能になってきます。
個人的には、是非、商工中金さんとのお付き合いをお勧めします。
これについては、いずれ、本ブログで触れたいと思います。