意外と知らないかも。ノンバンクの定義って・・・ご存知ですか?
2016.03.11
世の中には、ノンバンクを勘違いしてる人が多いと感じています。
ノンバンクを「悪徳金融」や「闇金」と同じような感覚で理解している人も少なくありません。
確かに「悪徳金融」や「闇金」は、“バンクでない”という意味では、
同じかもしれませんが、同じには捉えないで欲しいと思います。
実は、これは経営者にとって、
とてももったいないことなんですよ。
だって、「悪徳金融」や「闇金」と同じようなものと
理解している人にとっては、自ら“ノンバンク”を否定しているようなものです。
ノンバンクは利用の仕方さえ、間違わなければ、
とても有難い金融会社です。
実際、多くの企業さんが救われていますよ!
基本に戻って、ノンバンクの定義について解説させて頂きます。
ノンバンクとは、預金業務や為替業務を行わずに
融資業務などを行っている会社をいいます。
例えば、分かりやすくいいますと、
消費者金融会社や信販会社、クレジットカード会社などが、
一般に「ノンバンク」と呼ばれています。
結構、身近ではないですか?
既に皆さん利用されていると思います。
ノンバンクに対して、「銀行」は、原則として預金によって得た資金で
企業や個人に融資を行っていますよね。
「ノンバンク」は「銀行」等から借り入れた資金を融資の原資としており、
個人向けには無担保で融資を行うことが中心的な業務になっています。
確かに、このノンバンクの定義は、正式には違うのかもしれませんが、
主旨について理解して頂ければと思います!!
さて、現在、ノンバンク業界の業績は急速に悪化しています。
その理由としては、貸金業法の改正です。
平成18年12月に、国会で全会一致で可決・成立し、
平成22年6月18日に、完全施行されました。
これがきっかけとなって、多くのノンバンクが倒産したり、
撤退したり、業務縮小に追い込まれました。
(もちろんこれだけが原因の全てではないと思いますが!)
よって、一時期のような無担保ローンは、事実上、ほとんど行われていません。
ノンバンク融資の概要については、それぞれの会社によって異なりますが、
現在のところ、大手ノンバンクで稼動しているのは、「売掛債権担保融資」、
「不動産担保融資」くらいです。よって、有担保型の融資が中心になります。
それと、「ファクタリング」についても是非、知っておいてください。
いずれ、このブログでも取り上げてみますね。