資金調達の全体像(2) 融資
2016.03.05
資金調達の全体像(1)では、
全体イメージ図を頭に入れてほしいと解説しましたが、
しっかりと頭に整理して下さい。
今回は、「融資」について解説いたします。
資金調達の方法として、誰でも思いつくのは「親族・知人からの借入」、
「融資」、「補助金・助成金」、「出資」、「社債」などでしょう。
その中でも、やはり零細・中小企業は「融資」が重要です。
また、創業予定者などの中には、
「VCから1億円調達したい」、「助成金で創業したい」など
というようなことを言う方もいますが、それはナンセンスです。
現実的には、ほぼ「融資」で対応します。
そして、その融資制度の中でも、以下の二つが中心となります。
「日本政策金融公庫(国民生活事業)の融資」
「信用保証協会の信用保証付き融資」
そして、実績によっては、プロパー融資も対応可能です。
つまり、零細・中小企業は、
「日本政策金融公庫」及び「信用保証協会」をいかに徹底的に活用するか!
ということが資金調達の最大のポイントなのです。
融資を断られると直ぐに、
「他の方法はないのか?」と考える傾向があります。
先ずは、徹底的に「日本政策金融公庫(国民生活事業)の融資)」と
「信用保証協会の信用保証付き融資」の可能性を追求することが重要です。
中小企業は、融資なしで成長するのは難しいです。
銀行さんを味方につけて成長することを目指してほしいと思っています。